・11/15 イラン政府が事前の予告なしにガソリン価格を1.5倍に値上げ
・月に購入するガソリンが60リットルを超えた分は値段が3倍に
・11/16 イラン全土で市民が抗議デモ、主要都市シラーズで、デモ隊が警察部隊と衝突
・11/17 ハメネイ師「政府のガソリン価格値上げの決定を支持する。妨害や放火をしているのはごろつきどもだ」
・11/19 アムネスティインターナショナル発表
燃料価格引き上げに抗議するデモで、少なくとも106人がイランの精鋭「イスラム革命防衛隊」に殺害、死者は200人にのぼる可能性
・11/27 イランの最高指導者ハメネイ師
反政府デモについて、「極めて危険な陰謀」によるものだと主張したうえで、デモを完全に鎮圧したと発表
10月抗議行動委員会(イラク労働者共産党が組織化)
2019年11月18日
抑圧と流血の政権や、貧困化と女性に対する性奴隷の体制や、腐敗と私兵を輸出する体制に反対するにイランの大規模な抗議行動があろうがなかろうが、イランとイラクの民衆が立ち向かっているのは一つの敵であり、その敵が生き残っているのは抑圧と殺人を基礎にしているのである。
我々は、イラクで学びよく理解しなければならない中心問題とは、イランの民衆や労働者や若者や女性や社会のすべての階層が、イラクで我々があらゆる形態の不正義に苦しんでいるのと同じような苦しみを受けているということなのだと確信している。アラブ人であるのかイラン人なのかという民族主義について言われてきたことのすべては全く無意味なことである。民族憎悪の帆を動かす必要はないのであり、そんなことをしてもイラン、イラクの両国の政治体制を利するだけだ。
イラクにおいてであろうがイランにおいてであろうが、どの抗議行動でも成功することの意義は、イランとイラクの両国の腐敗したイスラム政治勢力の権力の退却を早め、そうすることで民衆の生活から彼らを追い出すことなのである。
イスラム法学者の政権はアブドルマハディ政府や私兵や宗派のギャングや腐敗した政治プロセスを支持していることは明らかだ。
今日イラクとイランの民衆は同じ陣地で、すなわち人間性を守る陣地で、自由の陣地で、平等の陣地で立ち上がっているのである。
・11/9 南部主要港湾のウム・カスル港がデモ隊によって道路がつながらなくなり封鎖、往来する車両の半数がブロックされる
・11/10から後ろ倒しで開催が予定されていた最大の見本市「バグダッド国際見本市」は、情勢が回復しないことを理由に無期限の延期
・11/28 南部ナシリヤでイラクの治安部隊が反政府デモ参加者に発砲、14人が死亡
・辞任の理由…イスラム教シーア派国内最高権威シスターニ師の説教を受けた判断と説明
シスターニ師…「関係機関は過去2カ月の出来事に対応できていない。政府をつくった国会は、国益のために再考すべきだ」
アブドルマハディ…「呼びかけに応える」
・衛星放送アルアラビーヤ…バグダッドでデモ隊が「初めての勝利だ」と喜んで踊る様子を伝えた
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2007年4月1日制定
2007年10月1日改訂
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2007年4月1日制定
2007年10月1日改訂