イラクの女性と子どもたち2009年3月14日配信イラクの子どもたちと占領-アル・ガサセナ子ども小学校を訪ねて(前編)
2008年12月4日、サナテレビはバグダッドにあるアル・ガサセナ男子小学校の学園祭を取材しました。 この小学校は2004年に設立され、全校生徒は560人です。 男子小学校ですが、教職員の娘は入学が許可されています。 映像の最初は学園祭の開会式の様子です。 きれいで清潔な学校の中で、そろいの制服を着た子どもたちがきびきびと動きます。 ここには、アメリカ兵士も武装勢力もいません。 平和な風景が続きます。 イラクが占領されていることを忘れてしまいそうです。 ところが、この小学校の子どもや教職員の発言やインタビューから、今のイラク社会の大変な現実が浮き彫りにされてきます。 ![]() 2008年9月13日配信『夫を亡くした女性、離婚女性、老人、障害者人道支援協会』インタビュー
「夫を亡くした女性、離婚女性、老人、障害者人道支援協会」にサナテレビが2度目のインタビューを試みました。この組織は、占領下のイラクで厳しい生活を強いられている女性や貧困者の支援をおこなう市民団体です。 以前にもサナテレビはインタビューを行っています。その映像は『イラクの女性たち~貧困に立ち向かう~』(イラク平和テレビ局in Japanでは6月28日に短縮版を配信)として公開してきました。今回はこの組織の会長をはじめ3人の中心的なスタッフへのインタビューです。 イラクの現代史は、イラク・イラン戦争、湾岸戦争、そして2003年のアメリカ軍によるイラク占領という、戦争の歴史でもあります。その中で膨大な数の戦争犠牲者が出ています。この組織は、特に厳しい生活を強いられている女性や老人や障害者を支えています。 | ||