2018年3月13日

3月8日 サミール・アディルさん(サナテレビ代表)のインタビューから

1.5月議会の総選挙について

・イラクの情勢は、イスラム主義勢力が5月の総選挙に向けて投票を市民に強制しようとしているが、社会サービスなどは全て失われている。

・IS(「イスラム国」)は活動を非常に活発にしている。ISの作戦でイラク軍の兵士が殺されている。キルクークやモスルやイラクとシリアの国境地帯などで動いている。

・イラクは、イランと米国に対する立場について揺れ動いている。米国はイラクに軍隊を配置してNATOのようにしたい。イランやイスラム政治勢力は米軍の駐留が脅威だとみている。選挙の結果を両者は見ている。

・我々は選挙をボイコットする。イスラム政治勢力の私兵が支配している。イラク政府は汚職がひどいし、民族浄化や虐待が行われている。彼らが金も治安も支配している。何の展望もない。2014年(ISと戦闘をしていた)よりも治安が少しましなだけで、国内で土地を追われた難民が200万人もいて、この人達は選挙に参加できない。200万人というのは国連機関の推計だ。こんな状況で選挙に参加はできない。

・ISの問題が終わっても新たな同じような勢力が出てくるだけだ。



2.民衆の運動について

・バスラでは石油労働者や、電力労働者が電力の民営化に反対し、労働条件の改善や最低賃金、未払い賃金の支払いを要求して抗議行動、デモを展開している。大卒の学生は雇用を要求している。

・WCPI(イラク労働者共産党)は全ての労働者をつなぐ架け橋を作るために組織化、動員をしている。

・ナシリア(ムサンナ州)とディカール州の間の地域で油田が発見されたが、ムサンナ州が全ての石油利権を独占しようとして対立が起こっている。この争いの中で宗派の私兵が普通の市民を攻撃している。これに対して抗議行動が展開されているが、動員や組織化が不足しているのでWCPIが展望を示して組織化をしようとしている。

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