2017年5月23日

1.モスル攻防戦

・2014年6月、ISがモスルを占拠。約200万人の大都市を「統治」

・イラク政府は16年10月に総勢10万人の部隊で奪還作戦を開始

・5/16イラク軍報道官…ISの戦闘員がいるのは12平方キロメートルの範囲となり、「ごく短い期間のうちに、モスルの西側の解放を宣言する」



2.4月の空爆被害


・米国とその同盟国の戦闘機…2237発の爆弾とミサイル(イラク1609発、シリア628発)

…1280人から1744人の市民が殺された

…旧モスル市と西モスルの市内と周辺で、784人から1074人。シリアのタクバ周辺地域でも多大な市民の犠牲



3.グローバル資本の介入

・米国は、イラクで兵士5800人と複数の軍事基地を擁す

・イランは、公式には95人の軍事顧問だが勢力は米国の5倍はある(アバディ首相顧問)

・安全保障の専門家「イランの影響力は、イラクのあらゆる機関に浸透している」



4.4/10イラク共産党ディワニア市委員会本部にテロ攻撃

・右翼が設備を攻撃して本部に損害を与えた

・4/13 イラク労働者共産党「自由と政治的権利に対する露骨な攻撃である。それは政治活動を組織し政治思想と政治原理を広げるという政党と政治組織の最も基本的な権利の侵害」「この犯罪を全面的に糾弾し、支配権力に対してこの恥ずべき行為とその背後にいる政党を明瞭に明らかにし、裁判にかけることを要求する」、「言論の自由を奪わせない」や「沈黙しない」といったスローガンを声にして上げる必要があると強調



5.5/8クート市で清掃労働者がデモ

清掃労働者デモ(2017年5月8日)

・多数の清掃労働者が賃金の遅配に抗議。「賃金を払え」のスローガンを掲げ、清掃労働者の賃金が1ヶ月遅配になり、30万ディナール[約3万円]から15万ディナール[約1万5000円]に減額されることに反対、「支払期日に賃金が払われなければデモを続ける」



6.表現の権利とデモの自由制限法反対闘争…イラク労働者共産党

イラク市民表現の自由要求(2017年5月14日)

・「イラクの市民社会組織はイラク国民議会が表現とデモの自由制限法を承認しようという動きに反対して抗議とデモを開始する計画を立てた。多くのイラク市民はこの法律がイラクを独裁時代に引き戻すと見ているのであり、この法律に対する運動の中で、表現の自由は前政権が倒れて以後にイラク市民が得た唯一の獲得物であり、様々な位置にある国民に法案可決の過程に注目しようと呼びかけた」



7.サナテレビからの報告

・表現の権利とデモ制限法は、デモは5日前までに申請し、午前7時前と午後10時以後のデモを禁止(バグダッドのこの日の日中の気温は43度)し、違反者には3ヶ月の投獄か300万ディナール(訳25万円)の罰金を課すもの。

・モスルではイラク軍、米軍、そしてISに攻撃される。激しい戦闘が続いている。停電が続き、2ヶ月も食料や清潔な水が得られていない。人道支援がなく、人々は飢えと病気に苦しんでいる。状況は破滅的な状態だ。国連の報告書が中東の歴史上これの穂の被害が出ることがなかったという惨状だ。

・イラク労働者共産党は、ロンドン、バグダッド、スレイマニアなどに救援本部を置いてモスルの難民の支援を行っている。スレイマニアの女性組織やOWFI等も支援活動を行っている。

・さらにイラク労働者共産党は主に2つの運動を進めている。一つは大学の学生で、イスラム教の強制・支配に反対する若者の運動である。もう一つは、労働者階級の運動で、建築、自治体労働者を様々な都市で組織化を進めている。賃金が4ヶ月も6ヶ月も支払われないという状況を変えていく。アバディ政権の緊縮政策に反対し、労働時間の短縮などの労働条件改善の闘いを行っていく。現在私がバグダッドにいるのは、この闘いを進めるために来ているのである。

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