2015年2月7日

賃金を払わないイラク政府に対して労働者のデモが毎日起こっている!

サナテレビ局長・サミールアディルさんからの報告(2015年1月末)

失業者のデモ ディワニア(2015年2月5日)

石油化学会社の賃金カットに抗議する労働者(2015年2月4日)

1.「イスラム国」について

・「イスラム国」は一進一退(敗北した所もあるし勝利している所もある)。
イスラム国が後退した所ではシーア派の私兵が民族浄化をしている。最近ではディヤラでスンニ派の70人の市民を殺害した。
一方でシンジャール市ではヤジディ教徒に対する民族浄化が行われ1000人の女性が誘拐された。

・「イスラム国」を打ち負かしても、アラブ人を民族浄化するということが起こっている。

・「イスラム国」はアンバール州では多数の地域で人びとを殺し虐殺している。

・米軍と有志連合軍、イラク軍はモスルの攻撃に入ろうとしている。


2.アバディ政権について

・石油の国際価格が下落している。
イラクの経済は90%が石油なので予算が不足している。アバディは緊縮政策を国民に押し付けている。
「イスラム国」の攻撃と石油価格の下落を口実にして政府は労働者に賃金を払わない。(イラクでは多くが国営企業)
毎日労働者がデモを行っている。自治体労働者は4か月間賃金が未払いだ。工場や会社、国営企業から民間企業、年金生活者にも影響が出ている。

・アバディ政権ができて4か月、経済も治安もひどい。
アバディはマリキと変わらない。
よくなると宣伝プロパガンダをしているが経済も治安もひどい。


3.労働者の闘い

・サナテレビの映像でも紹介しているが、賃金が払われていないことに抗議するデモ、失業者の問題に取り組み、労働者を組織し、組合を建設している。
石油労働者委員会や労働組合の組織化だ。我々は労働者の組織化に力を注いでいる。


4.南部石油労働者

・労災の事故で多数の死者と負傷者が出たのに、石油会社は一切労災補償を支払わない。
アブ・ワタンたち石油労働者委員会が中心となって会社に対して補償要求を組織している。

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