2017年3月7日

南スーダン情勢

1.2/15マシャール前副大統領

・「政府側との和平合意がもはや、ない以上、戦いを続けるしかない」…和平合意は崩壊しているとして、武装闘争を続けていく姿勢を示した。

・政府軍が掌握している首都ジュバについて、「反政府勢力は首都から撤収した形だが、その周辺には今も展開している」…今後、状況しだいでは、ジュバへの攻撃も辞さないと警告



2.2/16国連事務総長のハク副報道官

・2~3週間で上ナイル州などの北部でおよそ2万人が自宅から避難

・「北部では、政府軍と反政府勢力の武力衝突が拡大して、収まる気配がない。家を失う避難民はさらに増えるだろう」

・上ナイル州のワウ・シルクでは、国連のPKO部隊が巡回警備に当たるのを政府軍が妨害

→国連PKOのトップを務めるデビッド・シアラー特別代表「深く失望している」とコメント



3.今年に入り3万人以上が隣国スーダンへ避難

ダダーブ難民キャンプ

・2/27国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)発表

…今年に入り3万1000人以上の南スーダン国民が隣国スーダンに流入。大半は女性や子ども

…UNHCRのスーダン・ハルツーム支部声明

「当初、2017年通年で6万人がスーダンに到着する可能性があるとみていたが、最初の2カ月で3万1000人を超えた」

・国連は先週、南スーダン北部ユニティ州の複数の場所で飢饉が発生したと宣言

…7月までに約550万人が食糧不足に陥るとみられている

・2013年12月にキール大統領とマシャール副大統領の対立から内戦が勃発して以来、100万人以上が南スーダンから避難。うち32万8339人がスーダンに避難したとみられる



4.2/20南スーダン政府と国連が南スーダンの一部地域で飢饉が発生と宣言

2016年、ユニセフは深刻な栄養失調の子どもたち18万4千人を治療した。前年の1.5倍を超えた。
(2017年2月17日、首都ジュバのアル・シャバブ病院)

・10万人が「既に飢えに苦しみ」、500万人近くが緊急援助を必要

・国連食糧農業機関(FAO)のセルジュ・ティソ南スーダン駐在報道官

「最悪の懸念が的中した」、「多数の世帯は生存のための手段をすべて失っている」

・国連の警告…27万5000人近い子供が餓死する危険性がある

・FAO上級エコノミストのロレンツォ・ベルー「紛争は食料供給の安定を脅かす主要な要因の1つだ」…長期にわたる干ばつに加え、内戦の拡大は農業生産を直撃し、食料価格が高騰

・「南スーダンの食料危機は人災であり、回避しようとすればできた。昨年12月、国連安全保障理事会は、南スーダンへの武器輸出を禁じる決議案を否決した。採択されていれば、戦闘の激化を防げていたかもしれない。そうすれば、飢饉も防げたはずだと専門家は指摘する。民間の援助団体も何カ月も前から緊急援助の必要性を国際社会に訴えてきたが、反応は薄かった」(フォーリン・ポリシー誌)

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