2018年11月24日


トランプ政権の差別と排外主義・戦争の政策を打ち破った米国中間選挙


1.民主が8年ぶりに下院過半数を奪還、トランプ政権に痛撃

・下院…民主225、共和200(435議席、過半数218)

・上院…民主22、共和9→非改選議席と合計で民主46、共和51(100議席、過半数51)

・18歳から29歳の若者の投票率は前回、4年前の21%から今回は31%と大幅に上昇

ネバダ州の上院議員選とウィスコンシン州の州知事選でそれぞれ若者の民主党への投票が共和党より37ポイントと23ポイント上回る23%上回る



2.民主的社会主義者・進歩派の躍進

・ニューヨーク市・連邦下院選挙…オカシオコルテス、得票率78.5%で圧勝

路上集会で訴えるオカシオコルテス

町であった人に語り掛けるオカシオコルテス

・ミシガン州・連邦下院選挙…ラシダ・タリーブ当選

・DSA(アメリカ民主的社会主義者)声明

「アメリカ社会主義運動が何世代もの後退ののち再生したことを示した。最も有意義なのは、DSAメンバーであるアレクサンドリア・オカシオコルテス(ニューヨーク州)とラシダ・タリーブ(ミシガン州)が正式に下院議員に選出されたこと、そしてサマー・リーやガブリエル・アセベロ、マイク・シルベスターその他多くのDSA支持候補が社会正義を求める労働者階級の運動の先頭に立って劇的に勝利したことだ。再起した左翼のこれらの勝利は、始まりでしかない」「DSAその他の組織が提案していたユニバーサル・ヘルスケア(市民全員を対象にした保険医療サービス)や単一支払者制度(連邦政府が徴収した税金ですべての医療費をまかなう制度)への移行といった要求は、注目度が新たなレベルに達し、共和党支持者の52%がこれらに賛成票を投じるまでになった」「2016年大統領選のトランプ当選以来、およそ5万人がDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)に加入した」

・バーモント州・連邦上院選挙…バーニー・サンダース当選



3.マイノリティー(社会的少数派)の台頭

・女性有権者の56%が民主党に投票

・女性候補当選113人(史上最大。これまでの最大は前回の84議席)…上院13、下院100

上院の非改選を含めて女性議員は現在の107人から123人へ(女性議員の割合23%へ)

・初の先住民出身議員

カンザス州3区 シャリス・デービッズ(同性愛者であることを公表)

ニューメキシコ州 デブラ・ハーランド

・初のイスラム教徒の女性連邦議会議員

下院ミネソタ第5区で、民主党の新顔イルハン・オマール(元ソマリア難民)

下院ミシガン第13区ラシダ・トレイブ(パレスチナ移民の子)

・LGBT(性的少数者)蔑視に対する「対極」の当選

コロラド州知事 ジャレド・ポリス(民主党。男性同性愛者であることを公表)

オレゴン州知事 ケイト・ブラウン(民主党。両性愛者であることを公表)



4.トランプの支持基盤・ラストベルトで民主党が前進

・ウィスコンシン州…産業が寂れた「ラストベルト」地帯で2016年の大統領選でトランプ大統領が勝利

民主党のトニー・エバーンズ同州教育長が現職のスコット・ウォーカー(移民に対するトランプ氏の強硬策を支持する右派)を破る

・ラストベルトのアイオワ州…民主党候補が下院第1、第3区で共和党の現職を破って議席を奪還



5.下院でトランプ路線に大打撃

・メキシコ国境との「壁」の建設予算案などが多数を握る民主党の反対で阻まれる見通し

・大統領に対する弾劾(だんがい)裁判も手続きを始められる



6.左派・進歩派の「ドア・ノッカーズ」(戸別訪問の選挙活動家)が質量ともに共和党を圧倒

・米ニュージャージー州の下院第3選挙区の元大学病院の専門職ダイアン・ハーディー(72)

「女性と医療を軽視するトランプに危機感を覚え、初めて戸別訪問に参加した。政治には無関心だったので夫も驚いている」

中間選挙に向け、投票を呼びかけるTシャツを着て1日に80軒を訪ねる。「玄関先で『私も投票する』と言ってもらえると、変化を起こせていると実感する」と笑顔を見せた。

大統領選で「あり得ない」と思っていたトランプ当選にショックを受け、自宅で寝込む→トランプ政権下で、既往症のある人の保険加入や女性が妊娠中絶を選ぶことが難しくなる恐れが出てきて「ふさぎ込んでいる場合ではない」と動き始めた。選挙運動の仲間には似た思いの女性が多い



7.オカシオコルテスの選挙運動


オカシオコルテス戸別訪問


オカシオコルテス戸別訪問


オカシオコルテス戸別訪問の1足目の靴


オカシオコルテスが去年まで働いていたレストランの同僚たちと


地元の労働組合の支援に入ったオカシオコルテス


AFL-CIO(アメリカ労働総同盟・産別会議)はかつてベトナム戦争を支持したが、
ニューヨーク州組織は民主的社会主義者オカシオコルテスを支持


マイノリティーの闘いをともに担うオカシオコルテス

(オカシオコルテス)

「私が勝ったのは「社会階層上の」理由によると言っている人たちもいる。何よりもまず、それは間違っている。私はすべての階層の有権者で勝ったのだ。2つ目に、これが私の選挙運動の靴である。私は雨水が靴にしみこんでくるまでドアをノックした。 精力的な活動に敬意を払おう。私たちが勝ったのは競争をよりよく闘ったからなのだ。」

(支持者からの声)

「ドアのノックするだけではなく、有権者と顔を向き合わせるのだ。気を配って有権者に自分のことを知ってもらうのだ。有権者とその子供たちがいつも通りに食べているのかどうかに関心を持つのだ。ニューヨークの新任の若手下院議員は完全にそれを理解しているようだ。」






朝鮮線半島非核化・平和情勢



JSA非武装化のための南北国連軍司令部3者協議(2018年11月6日)


DMZ(非武装地帯)地雷撤去作業(2018年10月)


監視所から撤収する韓国軍(2018年11月)


延坪島付近の韓国海軍高速艇の砲身にかけられたカバー
(2018年11月1日)

1.南北、警戒所および火器撤収の共同検証が完了

・10/28韓国国防部の関係者…「南・北・国連軍司令部の三者が26~27日の二日間、板門店の共同警備区域の非武装化措置について共同検証を行った」、「共同検証の結果、特異事項は見つからなかった」「自由往来は早ければ来月中、遅くても年内には可能だろう」→観光客は南北の区域を問わず自由に歩き回れる

・9・19軍事合意書は、共同警備区域に駐留する兵力の規模が南北それぞれ35人(将校5人・兵士30人)を超えないよう明示…非武装状態で左腕に「板門店民事警察」という腕章をつけて警備



2.10/31米韓定例安保協議(SCM)

・12月に予定されていた大規模な合同空中演習「ビジラント・エース」の猶予に合意

・国防部関係者…「当初、今回の会議の目標の一つが朝鮮半島の非核化および平和定着のための努力を履行するよう、米国防総省の協力を確保することだった」

・10/29ビンセント・ブルックス国連軍司令官(在韓米軍司令官を兼任)

「国連軍司令部は現在進行中の南北軍事合意書の履行を支持する」

・「戦時作戦統制権移管後にも堅固な連合防衛態勢を維持するための連合防衛指針」

チョン・ギョンドゥ国防長官とジェームズ・マティス米国防長官「『歴史的な板門店宣言履行のための軍事分野合意書』が、実質的緊張緩和および平和定着に寄与できるよう履行されなければならないということで意見をまとめた」



3.11/1南北が70年ぶりに敵対行為を中止

・軍事境界線からそれぞれ5キロメートル以内の自分の区域で、演習・訓練を行わない

国防部…「この地域での砲兵射撃訓練場を調整・転換し、連隊級以上の野外機動訓練の計画・評価方法を補完した」

・西海南方の徳積島(トクジョクト)以北から北側の草島(チョド)以南の水域▽南側の束草(ソクチョ)以北から北側の通川(トンチョン)以南の水域で、砲射撃と海上機動訓練を中止

国防部は東・西海の緩衝区域に艦砲・海岸砲の砲口・砲身カバーを製作して設置し、延坪島(ヨンピョンド)とペクニョン島などにある海岸砲の砲門を閉じたと発表

・固定翼機の場合、飛行禁止区域を東部地域は軍事分界線を基点に南北が40キロメートルずつ、西部地域は20キロメートルずつ、回転翼機の場合は10キロメートルずつ、無人機は東部地域15キロメートル、西部地域10キロメートル。気球には25キロメートルの飛行禁止区域が適用

国防部は、機種別の航空試験報を発令し、飛行禁止区域を対内外に公布すると共に、韓米空軍訓練が支障なく行われるよう訓練空域も調整したと発表



4.11/8国防部

・「南北の軍事当局は、保存価値のある一部監視警戒所を維持することの必要性に共感し、試験撤収することにした11カ所の監視警戒所のうち各1カ所を保存することで合意した」…歴史的象徴性および保存価値▽今後の平和的利用の可能性などを考慮して、東海岸地域にある監視警戒所を選定



5.10/26 国防長官「THAAD、一般環境影響評価終われば正式配置」

・チョン・ギョンドゥ国防長官…国会法制司法委員会の軍事裁判所に対する国政監査で

「(THAADは)今は一時的に配置されており、一般的な環境影響評価が終了すると、正式配置する手順に進行している」「軍事的効用があると思う」、(一般的な環境影響評価は)「米国側で計画書を作成しており、ほぼ仕上げの段階であることが分かる」



6.ソソンリ住民抗議行動


サード正式配備発言を糾弾する記者会見(2018年10月31日)


ソソンリのイソクジュ里長(右)と金泉ノゴク里バクテジョン里長
それぞれソンジュ住民対策委と金泉市民対策委の委員長として厳しい闘いを続けている
(2018年10月31日)

・10/30 ソソンリ現地・第100回水曜集会…抗議記者会見

・11/3 ソソンリの3人、金泉からソウルの大統領官邸に抗議行動

ハルモニたちが喪服を着て抗議の座り込み、イム・スンプンさん(今年来日、映画「ソソンリ」でも登場)は路上に寝転がって抗議

過去の記事


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2007年4月1日制定

2007年10月1日改訂


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2007年4月1日制定

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