イラク政府軍が難民を爆撃
イラク政府に抗議するイラク市民の闘い



1.イラク民衆の闘い

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イラク政府軍によるティクリートでの市民への爆撃



1)何の罪もない非武装の市民への爆撃を糾弾する

イラク労働者共産党サラハディーン委員会 2014年9月3日

 昨日、政府軍の飛行機がティクリート近郊の小型の化学産業の施設を空爆し、37人の市民に犠牲者が出た。その多くが子どもであり、ティクリートから逃げてきた多数の避難民の家族であった。この家族たちは安全を求めてテロと砲撃から逃げてきたのに、テロリストと普通の市民の間の区別もしない飛行機が空爆を続けた結果、殺されたのだ。この恐ろしい事件は、ファルージャやディヤラやティクリートやバイジやシャルカトやモスルなどで毎日おきる犯罪で多数の人々が殺されていることを思い起こさせるものであり、人権と、戦争時に市民を守ることを要求する国際法を侵害し、人類に対する犯罪に陥っている。
 我々イラク労働者共産党はイラク政府部隊によるものであろうと「イスラム国」の犯罪的テロリストギャングや他の勢力によるものであろうと、非武装の市民へのどんな形態の犯罪も最も強く糾弾する。
 戦争によって産み出された現在の状況の厳しさに苦しむ市民の命を守るために政府軍は厳格に行動する責任がある。我々はここで、自由を愛する国際組織や人権団体や社会主義者の勢力に無防備の市民を標的にするのを防ぐための圧力をかけるように呼びかける。また、市民を標的にしたすべての者を処罰するために公正な裁判を提供しなければならない。


2)8/22 避難民救援委員会結成  
バグダッドでイラク労働者共産党が呼びかけ、難民にカンパや食料や医療を提供するため
にキリスト教徒もクルド人も、シーア派も、スンニ派も差別なく支援をする難民旧さ委員
会を結成した。「とても良いことだ。互いに助け合おう」と、多くの支援を得てボランティ
アが多数来ている。

(結成呼びかけ文書から)
委員会は継続して自発的な意思に基づいて、活動家やボランティアが避難民のいるところではどこでも無償で働くものである。
我々はさまざまな援助団体についての態度や政策に関わる重要な問題を指摘しておきたい。彼らは援助を避難民に向けながら、メディアのチャンネルやソーシャル・ネットワークの面前で物乞いの映像を好んで示そうとして、避難民の心の平穏を侵害し感情を傷つけている。従って我々は避難民の尊厳を傷つけるどんなものとも無縁である。最優先は人間の厳に基づいた委員会を支援することであり、我々の標語は実際「人権の兄弟」である。


3)8/25 バグダッドのグリーンゾーン(イラク政府、米大使館がある)前で抗議集会
 ティクリート北部のスパイカー空軍基地で1700人以上の(見習い)学生がテロリストの
ならず者のダーシュ(イスラム国)の手にとらえられて3か月以上たつのに消息不明のま
まであり、家族が抗議のデモに押しかけた。
 イラク国民議会や内閣府につづくグリーンゾーンのゲート前に座り、当局は子どもの消息について情報をつかめと要求している。
 バグダッド司令部は、抗議行動者の周りに境界線を引いて、政府を標的にするのを防ぐた
めに端を閉鎖した。

 
4)国会に抗議行動

  • 9/2 「安否不明の軍兵士たちの親族数百人が議会議事堂になだれ込み、議員らに暴行を加え、本会議場で座り込みの抗議行動を始めた。」と当局者が述べた。 
  • 6月、イスラム国がイラク第2の都市モスル(Mosul)を掌握してバグダッドに向けて南進した際、約1700人のイラク軍兵士が投降した。だがその後イスラム国は、民間人の衣服を着て砂漠で殺害される多数の男性たちの写真を公開し、数百人を処刑した。


2.パレスチナ情勢

1)8/26 イスラエル政府とパレスチナが無期限の停戦に合意

  • 「イスラエルはエジプトが提案した完全、かつ無期限の停戦を受け入れた」
  • ガザで2143人が死亡

2)停戦を勝ち取ったのは世界反戦勢力の力

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テルアビブのデモ


(1)イスラエル国内の反戦運動の力

  • 徴兵拒否者の闘い
  • 7/26 第二の都市、テルアビブ(人口40万人)で5000人の反戦集会

スローガン
 「ユダヤ人とアラブ人は敵となることを拒否する」
 「人種差別の政府はいらない」「戦争の政府はいらない」「ネタニヤフ首相は出て行け」
 「挑発者の政府はいらない」[うそつきの政府はいらない」「民衆は停戦を要求する」「我々は撃たない」「我々は殺人者になることを拒否する」

(2)英国STWC(ストップ戦争連合)

  • 7月に2回の5万人規模のデモを開催
  • 8月9日に史上最大の15万人のガザ連帯デモを成功させた


3)ネタニヤフ政権

  • 7月8日に開始した軍事作戦がずるずると7週間も続く中で支持率を大幅に落とし、今月26日に停戦合意したことで閣内のタカ派から批判
  • 世論調査…今回の軍事作戦におけるネタニヤフ首相の手腕について「満足している」50%で、3週間前の77%から急落
  • テルアビブ大学国家安全保障研究所のマーク・ヘラー上級研究員…「小規模の軍事的勝利はあったが、戦略的な勝利はなかった」、ハマスも、「生き延びたことが唯一の勝利だった」
  • 経済コストは、30億~40億ドル(約3000億~4000億円)。これとほぼ同額を、イスラエルの国防省は弾薬などの補給予算として要求
  • ジョン・ケリー米国務長官に対しイスラエル政府高官が激しい批判を行ったことに、米国は強く反発。米国務省は、イスラエル軍によるとされる空爆で民間人が殺害されたことを強く非難






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